令和7年度 地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり事業

観光庁による掲題の事業におきまして、弊社代表の古株聖也が関わった取り組みをご報告します。

エントリーレベル向けガイド研修

9月16日から17日にかけて徳之島で行われたインバウンド対応を目指すエントリーガイド向けのガイド研修の講師を務めました。
ビギナーガイドが対象とはいえ、徳之島で既にエコツアーガイドとしてご活躍されている方もご参加いただいていたため、日本人を案内する場合と外国人を案内する場合の違い、訴求ポイントの違い、特に気をつけていることなど、日頃の私自身の経験を中心にお話ししました。

研修では主要な景勝地や施設、集落の方との対話も交えながらこの場所を海外の方にどのように伝えていくのか?ということを中心に参加者と考えました。

プロレベル向けガイド研修

東北地方でDMC及びガイドとしてご活躍されているインアウトバウンド東北の後藤光正氏が奄美大島にご来島され、私は受講生として参加しました。
後藤氏は歩く旅をメインに、東北地方で地域の方を交えた体験や食体験などをインバウンドのお客様向けに提供されています。
今までのご経験から奄美大島でできることを様々ご助言いただき、多くの質問にもお答えいただきました。

エージェントFAMトリップ

11月7日から9日にかけて国内外に拠点を置く富裕層顧客を持つ旅行会社向けのFAMトリップのガイドを務めました。
その準備として9月19日と20日に有識者が来島され、FAMトリップで予定している訪問先をご一緒しご意見をいただきました。

有識者視察

旅行業界やアドベンチャートラベルについて幅広い知見をお持ちの國谷氏からは、エージェントをご案内するにあたって、ツアーの初めやアクティビティの前に全体の大枠を説明をすること、この体験で見て欲しいポイントを伝えることなどをアドバイスいただきました。また、このFAMトリップでは奄美大島だけでなく、徳之島、石垣島、西表島も訪問するため、それぞれの島の違いや特色を伝えられると良いとご指摘いただきました。

富裕層のお客様向けのホスピタリティや接客などを専門にされている下地様からは、サービス面でのアドバイスをいただきました。先読みした的確なご指摘をいただくことができ、本番に向けて事業者と調整する材料となりました

FAMトリップ

FAMの参加者は、アメリカ、フランスから1社ずつ、国内から2社の計4社4名にご参加いただきました。
4名とも前向きに奄美大島を楽しみながら視察をされていました。
9月の視察のフィードバックの結果を踏まえ、事前に各事業者との打ち合わせをしていたこともあり、本番はスムーズに進めることができました。

参加者からはホテルや体験に対する高評価をいただくことができ、今後の送客に期待がかかります。
一方で、FAMトリップ期間中、南の海上に台風が発生しており、変更を余儀なくされた体験もありました。
悪天候で変更になった時の対応の仕方などを議論していく必要があることも痛感できたFAMトリップでした。

今回のFAMトリップに携わっていただいた事業者は以下です。(敬称略)

Hotel Thida Moon
唄者 楠田莉子
Amami Island Style
田中一村美術館
Cannen Surf
奄美お弁当まんまや
元商事
富田酒造
大島紬村
西平酒造
FISH